英語も国語も文章力がないと解けない!

国語が出来ない! 英語が出来ない! と嘆いていいる生徒さんは多いです。もちろん他の科目もそうなんですけど、今日は特に国語・英語にスポットライトをあててブログを書きます。


そもそも国語が出来ない一番の理由は何だと思いますか? 簡単に言うと




つまり『言葉を知らなすぎる!』ことが一番の原因です。


国語が出来ない最大の理由は言葉を知らないこと!

え? 『うちの子ペラペラよくしゃべってるわよ?』ですって? それではこんな文章はいかがでしょうか?

「隴西の李徴は博學才穎、天寶の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性狷介、自ら恃む所頗る厚く、賎吏に甘んずるを潔しとしなかった。」
中島敦「山月記」冒頭)


こういうのが国語の試験問題になったらどうでしょう? なんか全然分からないですよね(・_・、)  でも国語が出来ない生徒の脳の中は、こんな文章を見せられているのに近い状態です。この文の意味は

の時代、隴西李徴は若くして科挙試験に合格する秀才であったが、非常な自信家で、俗悪な大官の前で膝を屈する一介の官吏の身分に満足できず詩人として名声を得ようとした。


とまあ、こんな感じです。意味を書いてもまだ難しいですよね。『科挙』『官吏』など歴史で習ったような言葉も出てきます。これらの言葉の意味を理解していないことには、この文章には太刀打ち出来ません。この文章は保護者の皆様向けにわざと難しい文章を選んでいますが、多くの小中学生にとって国語の試験問題ってこんな感じに見えているのです。


これは『英語だって同じ』です。


もう読む気も失せてしまいます💦 でも生徒達はこのくらいの難易度の1500文字くらいある文章を読めなくては上位の高校には進学出来ません。


今日のポイント!

結局言葉を知らないことは致命的です!


いきなりこんな難しい文章は無理だけど

いきなりこんな難しい文章を読めと言われても無理ですが、こういう文章が読めるようになるには『言葉を知らないと話しにならない!』ということはお分かりいただけたと思います。今の時代は私が子どもの頃と違って『辞書』もすごく分かりやすいものが発売されています。加えて電子辞書やスマホ・タブレットと調べるものはたくさんあります。


紙の辞書が良いのか、電子辞書が良いのか、それともタブレットが良いのか。それは調べる内容によって違います。こういう時はどれを使うというのを見分ける力も、現代では必要です。


普段の親子の会話でも、少しずつ『難しい言葉』を入れながら会話するようにされてみてはいかがでしょうか?


それでは今日はこの辺で! また明日♪

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この記事を書いた人

瀬下淳志のアバター 瀬下淳志 KOSHIN学院塾長

神奈川県平塚市田村にある高校受験専門の集団個別指導の学習塾です。お勉強が苦手でもお断りしませんが『やる気』は大いに気にしています。